「やりたくない仕事からは逃げるべき?断るのはわがままなの?それとも、頑張って乗り切るべきか?」
働いていると、やりたくない仕事に直面することがありますよね。
そんなとき、やりたくない仕事から逃げていいのか、頑張って乗り切るべきなのか、対応に迷うこともあるでしょう。
- やりたくない仕事からは逃げるべきか?
- やりたくない仕事を断るのはわがままか?
- やりたくない仕事でも頑張って乗り切るべきか?
など、色々と悩むことも多いはず。
そこで、今回は『やりたくない仕事は逃げるべきか?』を中心にお話していきます。
併せて、『やりたくない仕事を断るのはわがままか?』についてもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください!
やりたくない仕事は逃げるべき?乗り切るべき?どうすべき?
まず、『やりたくない仕事ならすべて逃げていい』という考えは危険です。
もし、成長したい気持ちが強いのなら、やりたくない仕事でも頑張って乗り切ったほうがいいでしょう。
ただし、心身に支障をきたすほどに、負荷のかかる仕事であれば、避けたほうがいいですね。
また、逃げるべき・断るべき仕事にある共通の特徴をよく知っておくことも大切です。
以下から、詳しくお伝えしていきます!
やりたくない=すべて逃げていいという考えは危険
『やりたくない仕事=すべて逃げていい』という考えは危険です。
なぜなら、やりたくない仕事から逃げてばかりいると、大きなチャンスを失うこともあるから。
たとえば、大変ではあるけれど、引き受けることで大きな評価を得たり、高度なスキルを獲得したりできる仕事もあります。
そういった仕事からすべて逃げていては、いつまでも評価が上がらず、スキルも身につかず、収入も上がっていかないでしょう。
また、やりたくない仕事から逃げてばかりいると、周りからの印象が悪くなり、人間関係がギスギスしてしまう可能性もあります。
そうなれば、職場に居づらくなったり、仕事が進めにくくなったりすることもあるでしょう。
よって、職場でうまくやっていくためにも、やりたくない仕事をある程度は受ける必要があるんですね。
以上のことから、『やりたくない仕事はすべて逃げていい』という考えは危険なので、捨てたほうがいいです!
成長したい気持ちが強いなら乗り切るべし!
成長したい気持ちが強いなら、やりたくない仕事でも乗り切ったほうがいいです。
なぜなら、やりたくないと思うような仕事でも、引き受けることで自分の成長やスキルアップにつながることがあるから。
たとえば、難易度の高い仕事であれば、新しい知識やスキルなど学べることも多くなります。
また、他の人と協力して乗り越えることで、コミュニケーション力を高めたり、深い人間関係を築いたりもできるでしょう。
もし、そういった仕事を断ってしまえば、せっかくの成長のチャンスを失うことにもなります。
なので、成長したい気持ちの強い方は、やりたくない仕事であっても、積極的に受けてみるといいでしょう!
ただし心身に支障をきたすほどの負荷は避けるべし!
ただし、心身に支障をきたすほどの負荷がある仕事は避けるべきです。
なぜなら、心身への負荷が大きい仕事は、体を壊したり、うつ病になったりと、取り返しのつかない事態になる可能性があるから。
とくに、『食欲が湧かない』『夜眠れない』などの生理的な欲求に支障が出ている場合は、かなり危険です。
また、『休日も気が休まらない』『仕事のことを考えると鬱っぽくなる』など、気晴らしができない状態も注意したほうがいいでしょう。
もし、心身を病んでしまうと、回復に時間がかかったり、仕事が続けられなくなったりと、大変な状況に陥ってしまいます。
そうならないためにも、心身に支障をきたすほど負荷のかかる仕事は避けるべきです!
逃げるべき・断るべき仕事には共通する特徴がある
逃げるべき・断るべき仕事には共通する特徴があります。
たとえば、仕事の量が多すぎて、長時間の残業や休日出勤を強いられるような仕事は注意したほうがいいでしょう。
また、誰もサポートしてくれる人がいない仕事も、責任やストレスに押しつぶされてしまう可能性があるため避けるべきです。
加えて、ミスをした場合に、会社に大きな損害を出す危険のある仕事も避けたほうがいいでしょう。
このように、逃げるべき・断るべき仕事には、『量が多い』『サポートがない』『会社への影響が大きい』などの特徴があります。
よって、仕事を引き受ける前には、このような点をよく確認しておくといいでしょう。
詳しくは次の項でお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください!
こんなパターンは逃げるべき!断るべきやりたくない仕事
以下のようなパターンでは、やりたくない仕事を断ったほうがいいです。
- 長時間の残業や休日出勤を強いられる仕事
- 誰も助けてくれない仕事・やり方を教えてくれない仕事
- 失敗すると自分や会社にトラブルや損害が被る仕事
- 考えるとストレスで体調不良や涙が出る仕事
- 請け負うと他の仕事に支障をきたす仕事
- ノルマや課題が無理難題すぎる仕事
これらの仕事は心身への負荷がとても大きいので、できるだけ逃げたほうがいいでしょう。
以下から、それぞれについて詳しくお伝えしていきます!
長時間の残業や休日出勤を強いられる仕事
長時間の残業や休日出勤を強いられる仕事は断ったほうがいいです。
なぜなら、体力的にも精神的にも負荷が大きいため、体を壊したり、メンタルを崩したりする可能性が高いから。
たとえば、長時間の残業により、夕食が深夜になったり、睡眠時間が削られたりすることもあります。
このような食生活や生活リズムなどに悪影響がある仕事の場合は、いずれ体を壊してしまう可能性が高いです。
また、休日に家族や恋人、友人と過ごしたり、リフレッシュしたりする時間が取れないこともあるでしょう。
そうなれば、人間関係が悪化して精神的な支えを失ったり、メンタルを病んだりする可能性もあります。
よって、長時間の残業や休日出勤を強いられる仕事は避けたほうがいいです!
誰も助けてくれない仕事・やり方を教えてくれない仕事
誰も助けてくれない仕事・やり方を教えてくれない仕事は断ったほうがいいです。
なぜなら、周りから協力を得られない状況では、仕事が上手くいかなかったり、不安やストレスが大きかったりするから。
たとえば、分からないことがあっても相談できる人がいなければ、1人で解決法を探すしかありません。
そうなれば、余計な時間がかかったり、仕事をきちんと完了できなかったりすることもあるでしょう。
また、誰も手伝ってくれる人がいなければ、すべての業務を自分でやるしかありません。
そのような状況では、どうしても残業が増えたり、ストレスが大きくなったりします。
このように、誰も助けてくれない仕事・やり方を教えてくれない仕事は心身への負荷が大きいので、避けたほうがいいです!
失敗すると自分や会社にトラブルや損害が被る仕事
失敗すると自分や会社にトラブルや損害が被る仕事は断ったほうがいいです。
なぜなら、トラブルや損害が出たときの対応が大変だから。
たとえば、会社にトラブルや損害を与えた場合には、最悪、損害賠償を請求されることもあります。
また、損害賠償請求まではいかなくても、会社からの評価が大きく下がる可能性が高いです。
そうなると、職場の人間関係が悪くなったり、仕事がやりづらくなったりすることもあるでしょう。
それに、トラブルや損害を被る可能性のある仕事は、「絶対に失敗できない」という緊張感やストレスも大きいです。
このように、失敗すると自分や会社にトラブルや損害が被る仕事は、影響や責任が大きいので、避けたほうがいいでしょう!
考えるとストレスで体調不良や涙が出る仕事
考えるとストレスで体調不良や涙が出る仕事は断ったほうがいいです。
なぜなら、体調やメンタルに異常が出るような仕事を続けると、取り返しのつかない事態におちいる可能性が高いから。
たとえば、うつ病やパニック障害などの精神疾患を発症してしまうこともあります。
また、胃腸を壊したり、大きな病気になったりするリスクも高まるでしょう。
そうなると、治療のために長期の休養が必要になったり、仕事を辞めざるを得なくなったりすることもあります。
このような取り返しのつかない事態を避けるためにも、考えるとストレスで体調不良や涙が出る仕事はすぐに断ったほうがいいです!
請け負うと他の仕事に支障をきたす仕事
請け負うと他の業務に支障をきたす仕事は断ったほうがいいです。
なぜなら、他の仕事に手が回らなくなることで、周りに迷惑をかけたり、評価を落としたりする可能性があるから。
たとえば、請け負った仕事に時間を取られて、通常の業務がおろそかになることもあります。
そうなると、ミスが増えたり、他の人の手を借りることになったりと、周りに迷惑をかけることもあるでしょう。
そうなれば、人間関係が悪化したり、上司からの評価が下がったりすることも考えられます。
また、終わらない仕事のために、残業や休日出勤が必要になるなど、心身への負荷が大きくなる可能性も高いです。
よって、他の業務に支障をきたす仕事は断ったほうがいいでしょう!
ノルマや課題が無理難題すぎる仕事
ノルマや課題が無理難題すぎる仕事は断ったほうがいいです。
なぜなら、結局ノルマを達成できずに、社内からの評価が下がったり、自信をなくしたりする可能性が高いから。
実際のところ、どれだけ頑張っても達成不可能な仕事を要求されるケースはあります。
そういった仕事は頑張ったところで、結局ノルマをクリアできないため、自信をなくすだけです。
また、ノルマを達成しようと無理をして、体やメンタルの調子を崩してしまうこともあります。
そもそも、無理難題を押し付けてくる会社はブラック企業である可能性が高いです。
あるいは、上司が悪意を持って無理な仕事を言いつけている場合もあります。
よって、ノルマや課題が無理難題すぎる仕事は断って、場合によっては異動や転職も考えたほうがいいでしょう!
こんなパターンは乗り切るべき!やりたくないけど頑張りたい仕事
以下のようなパターンでは、やりたくない仕事でも頑張ったほうがいいです。
- 自分のスキルアップや成長に繋がる仕事
- 昇給や昇格などの評価に繋がる仕事
- 会社やクライアントへの貢献度が高く頑張りがいのある仕事
- 周りからサポートを受けながら進められる仕事
- 失敗しても自分の糧になりそうな仕事
これらの仕事は自分の成長やスキルアップ、周りからの評価につながるので、できるだけ頑張ったほうがいいでしょう。
以下から、それぞれについて詳しくお伝えしていきます!
自分のスキルアップや成長に繋がる仕事
自分のスキルアップや成長に繋がる仕事は頑張ったほうがいいです。
なぜなら、スキルアップや成長によって、将来のキャリアの形成や収入のアップにつながる可能性が高いから。
たとえば、今の自分のスキルでは少し厳しいと感じる仕事も、思い切って受けることで、新しい知識や技術を身につけられます。
また、レベルの高い仕事を乗り越えることで自信もつくでしょう。
さらに、周りの人と協力して乗り切ることで、コミュケーション力のアップや深い絆作りにもつながります。
とくに、若い世代の方なら、会社も成長やスキルアップを望んでいることが多いので、多少失敗しても多めに見てもらいやすいです。
よって、自分のスキルアップや成長に繋がる仕事は積極的に引き受けるといいでしょう!
昇給や昇格などの評価に繋がる仕事
昇給や昇格などの評価に繋がる仕事は頑張ったほうがいいです。
なぜなら、社内からの評価があがることで、収入アップはもちろん、自分の自由にできる範囲も広がるから。
たとえば、昇格すれば権限や影響力も大きくなるので、自分の好きに決められることも増えます。
そうなれば、やりたくない仕事を引き受けねばならない機会が減って、やりがいのある業務に集中しやすくなるでしょう。
また、周りの人からの期待や評価も上がることで、人間関係がよりスムーズになって、仕事が進めやすくなります。
よって、やりたくない仕事であっても、昇給や昇格などの評価につながるのであれば、受けたほうがいいです!
会社やクライアントへの貢献度が高く頑張りがいのある仕事
会社やクライアントへの貢献度が高く頑張りがいのある仕事は、頑張ったほうがいいです。
なぜなら、仕事を成功させることで、会社やクライアントからの信頼が増すから。
実際に、会社やクライアントへの貢献度が高い人は、給料が上がったり、昇進したり、より多くの仕事がもらえたりします。
苦労に見合うだけの価値があるため、頑張りがいのある仕事と言えるでしょう。
ただし、会社やクライアントへの貢献度が高い仕事は、それだけ負担も大きいので、覚悟が必要です。
将来のキャリアや収入アップを考えるなら、会社やクライアントへの貢献度が高い仕事はできるだけ頑張るといいでしょう!
周りからサポートを受けながら進められる仕事
周りからサポートを受けながら進められる仕事は頑張ったほうがいいです。
なぜなら、周りからのサポートが受けられる仕事は、多少むずかしくても、乗り越えて成長できる可能性が高いから。
たとえば、自分では分からないようなことがあっても、周りの人に聞くことで、解決していけます。
また、周りのサポートを得ることで、新たな知識も学べるため、自分の成長やスキルアップにもつながるんですね。
加えて、一緒に仕事を乗り切ることで、サポートしてくれる同僚や先輩との絆も深まります。
よって、周りからサポートを受けながら進められる仕事は、できるだけ受けたほうがいいです!
失敗しても自分の糧になりそうな仕事
失敗しても自分の糧になりそうな仕事は頑張ったほうがいいです。
なぜなら、失敗した経験や、そこから学んだことが将来的に役立つこともあるから。
たとえば、立ち上げた企画が上手くいかなかった場合でも、そこで集めた情報や築いた人脈がその後の仕事で活きることもあります。
また、レベルの高い仕事に取り組むことで、スキルアップや成長につながることもあるでしょう。
以上のように、長期的な視点で見たときに、自分のためになると思える仕事ならば、やりたくなくても受ける価値があります。
ちなみに、将来のビジョンや目標を明確にしておくと、自分の糧になる仕事かどうかを見極めやすいです。
よって、将来の目標を考えた上で、失敗しても自分の糧になりそうな仕事は受けてみるといいでしょう!
やりたくない仕事を断るのはわがままじゃない理由
やりたくない仕事を断るのがわがままじゃない理由は、以下のとおりです。
- ストレスが溜まりすぎると他の仕事もできなくなるから
- 苦手な仕事は失敗やミスが増えるやすいから
- メンタルを病んでしまうと取り返しがつかないから
- 会社に迷惑やトラブルをもたらす可能性があるから
- 会社としても効率が悪く結果が伴わない可能性が高いから
このようにメンタルや体調を壊したり、周りに迷惑かけたりする可能性があるので、無理な仕事は断ったほうがいいです。
以下から、それぞれについて詳しく見ていきましょう!
ストレスが溜まりすぎると他の仕事もできなくなるから
やりたくない仕事を断るのがわがままじゃない理由は、ストレスが溜まりすぎると他の仕事もできなくなるからです。
たとえば、ストレスで暴飲暴食に走って、体調を崩してしまえば、仕事自体できなくなります。
そこまでいかなくても、ストレスでモチベーションが下がれば、仕事全体の効率も悪くなるでしょう。
また、ストレスから不眠症になり、睡眠不足で仕事のパフォーマンスが落ちることもあります。
このように、やりたくない仕事でストレスを溜めすぎて、他の仕事に支障が出てしまうくらいなら、始めから断ったほうがいいです。
よって、やりたくない仕事を断るのは、わがままではありません!
苦手な仕事は失敗やミスが増えるやすいから
やりたくない仕事を断るのがわがままじゃない理由は、苦手な仕事は失敗やミスが増えやすいからです。
たとえば、細かい作業が苦手な人がエクセル入力などの事務作業をお願いされた場合は、入力ミスや計算ミスなどを起こしやすいでしょう。
反対に、営業や交渉の苦手な人が販売業務などを依頼された場合は、ほとんど成果を挙げられない可能性が高いです。
このように、自分の苦手分野の業務を無理に受けると、かえって会社や周りの人に迷惑をかけてしまうこともあります。
よって、自分の苦手な仕事を断ることは、必ずしもわがままとは言えません!
メンタルを病んでしまうと取り返しがつかないから
やりたくない仕事を断るのがわがままじゃない理由は、メンタルを病んでしまうと取り返しがつかないからです。
実際に、仕事へのストレスが積み重なって、うつ病やパニック障害などの精神疾患を発症してしまう人もいます。
もし、メンタルを病んでしまうと、長期の治療や休暇が必要になることも多いです。
そうなれば、働くこと自体がむずかしくなったり、私生活や家族・友人との関係まで犠牲になったりと、甚大な影響を及ぼします。
このように、一度メンタルを病んでしまうと取り返しがつかないので、やりたくない仕事を断るのはわがままではありません!
会社に迷惑やトラブルをもたらす可能性があるから
やりたくない仕事を断るのがわがままじゃない理由は、会社に迷惑やトラブルをもたらす可能性があるからです。
たとえば、むずかしい仕事を無理に引き受けて、対応しきれなかったりミスをしたりすれば、かえって会社に迷惑がかかります。
また、取り返しのつかないミスをすることで、会社に大きなトラブルや損失を与えてしまうこともあるでしょう。
そうなれば、自分の評価が下がるだけでなく、会社の評判や業績までも落としてしまいかねません。
最悪の場合には、会社から損害賠償を請求されることもあるでしょう。
そうなるくらいなら、始めから仕事を引き受けないほうがいいです。
よって、会社に迷惑やトラブルをもたらさないためにも、やりたくない仕事を断るのはわがままではありません!
会社としても効率が悪く結果が伴わない可能性が高いから
やりたくない仕事を断るのがわがままじゃない理由は、会社としても効率が悪く結果が伴わない可能性が高いからです。
たとえば、自分のスキルに見合わない仕事を無理に引き受けた場合には、こなすのに時間がかかったり、質が低かったりします。
そうなれば、会社としても、違う人にお願いしたほうが、もっと成果を上げやすいと考えるでしょう。
つまり、会社としても成果が上がらず、引き受けた自分としてもやる気が出ず、双方にとって良くない結果となります。
よって、会社のことを考えても、やりたくない仕事を断るのはわがままとは言えません!
やりたくない仕事を無理なく断る方法
やりたくない仕事を無理なく断る方法は、以下の5つです。
- 現状手一杯である等できない理由を「簡潔に」添える
- クッション言葉を入れながらやわらかい言葉で断る
- 一部だけ請け負うなど折衷案を提案する
- 他の仕事なら手伝える等の代替案を提案する
- 適任だと思う人の名前を挙げる
これらの方法を使うことで、波風を立てずにやりたくない仕事を断れるので、ぜひ使ってみてください。
以下から、それぞれについて詳しく見ていきましょう!
現状手一杯である等できない理由を「簡潔に」添える
やりたくない仕事を無理なく断るには、現状手一杯である等できない理由を「簡潔に」添えるといいです。
なぜなら、仕事を断る理由を明確にすることで、相手に納得してもらいやすいから。
たとえば、「今取り組んでいる仕事が◯日までかかりそうなので、それまでは、新しい業務を受けるのが難しいです」など。
期日や時間などを具体的に伝えることで、断る理由により説得力をもたせられます。
反対に、断る理由を伝えなかったり、あいまいにしたりすると、相手に不信感を与えてしまうでしょう。
このように、やりたくない仕事を無理なく断るときには、理由を簡潔に伝えるといいです!
クッション言葉を入れながらやわらかい言葉で断る
やりたくない仕事を無理なく断るには、クッション言葉を入れながらやわらかい言葉で断るといいです。
なぜなら、クッション言葉を使うことで、印象が柔らかくなるため、相手に不快感を与えにくくなるから。
たとえば、クッション言葉には以下のようなものがあります。
- ご期待に添えず申し訳ありませんが……
- 大変申し上げにくいのですが……
- ご迷惑をおかけしてしまうかもしれませんので……
こういった言葉を断る前に入れることで、相手を気にかけていることが伝わるため、悪い印象を与えにくくなります。
このように、やりたくない仕事を断るときには、クッション言葉を使うといいでしょう!
一部だけ請け負うなど折衷案を提案する
やりたくない仕事を無理なく断るには、一部だけ請け負うなど折衷案を提案するといいです。
なぜなら、相手に貢献したい気持ちが伝わるため、悪い印象を与えにくいから。
たとえば、「全部はむずかしいですが、〇〇と▽▽ならお引き受けできます」など、具体的に提案するといいです。
あるいは、「今日はむずかしいですが、明日なら対応できます」など、期日を指定するのもいいでしょう。
これらは、キッパリと断るのではなく、相手に提案して相談する形になるので、印象が和らぎます。
よって、やりたくない仕事を無理なく断るには、折衷案を提案していくといいです!
他の仕事なら手伝える等の代替案を提案する
やりたくない仕事を無理なく断るには、他の仕事なら手伝える等の代替案を提案するといいです。
なぜなら、他の仕事を引き受けることで、相手の負担を減らせるため、トラブルになりにくいから。
実際に、仕事を依頼してくる相手は、自分が手一杯だから、他の人にお願いしたいと思っていることが多いです。
なので、相手の負担を減らす提案をしてあげれば、無理なく仕事を断れるでしょう。
また、相手を気遣う気持ちが伝わるので、印象も良くなります。
よって、やりたくない仕事を無理なく断るなら、他の仕事を手伝うなどの代替案を提案するといいです!
適任だと思う人の名前を挙げる
やりたくない仕事を無理なく断るには、適任だと思う人の名前を挙げるといいです。
なぜなら、相手が他に仕事を依頼する人を探す手間が省けるから。
実際に、他に依頼できる人がいると分かれば、相手も無理に自分に仕事をお願いしようとは思いません。
また、相手を気にかけていることも伝わるので、角を立てずに仕事を断れます。
ただし、他の人に仕事を押し付けるような形にならないよう、言い方には気をつけましょう。
たとえば、「〇〇さんなら、その件に詳しいと思います」など、情報を与えるだけにするのが望ましいです。
やりたくない仕事を無理なく断るには、適任だと思う人の名前を挙げてみてください!
今すぐ逃げて!やりたくない仕事で危険にさらされている人の特徴
以下の特徴に当てはまる方は、今の仕事からすぐに逃げたほうがいいです。
- ストレスを抱えすぎて心身に不調が現れている人
- やりたくない仕事を強いられ逃げ道が全くない人
- 仕事を断ったことで嫌がらせやパワハラを受けている人
このような危険な状態にさらされている方は、いずれうつ病やパニック障害のような精神疾患を発症してしまう可能性があります。
また、無理がたたって、体を壊してしまう可能性もあるので、取り返しがつかなくなる前に、急いで逃げ出しましょう。
以下から、それぞれについて詳しく説明していきます!
ストレスを抱えすぎて心身に不調が現れている人
ストレスを抱えすぎて心身に不調が現れている人は、今すぐ仕事から逃げたほうがいいでしょう。
たとえば、次のような症状のある方は要注意です。
- 出勤日になるとお腹が痛くなる
- 食欲が湧かない
- 休日も憂鬱で何もやる気が起きない
- 仕事が気になって夜眠れない
- 仕事のことを考えると涙が出てくる
このように、体やメンタルに影響が現れている人はかなり危険な状態です。
また、あまりにツライと感覚がマヒして、不調が当たり前になっていることもあるので、くれぐれも自分の状態に注意してください。
ストレスを抱えすぎて心身に不調が現れている場合には、すぐに仕事から逃げたほうがいいです!
やりたくない仕事を強いられ逃げ道が全くない人
やりたくない仕事を強いられ逃げ道が全くない人は、今すぐ逃げたほうがいいです。
たとえば、パワハラ気味の上司が仕事を押し付けてきて断れないなど、やりたくないことを強いられている状況の人は要注意。
また、周りに助けてくれる人もなく、1人で仕事を抱え込んでいる状態も危険です。
こういった状況の方は責任感が強かったり、自己主張が苦手だったりするので、放っておくとさらに追い込まれる可能性があります。
逃げ道を作るためにも、人事担当者や社内の相談窓口を頼るか、改善がむずかしいようなら転職も考えたほうがいいでしょう。
やりたくない仕事を強いられ逃げ道が全くない人は、体やメンタルを病んでしまう前に逃げることを考えてみてください!
仕事を断ったことで嫌がらせやパワハラを受けている人
仕事を断ったことで嫌がらせやパワハラを受けている人は、今すぐ逃げたほうがいいです。
たとえば、仕事を断ってから以下のような経験をするようになった方は注意してください。
- 上司や同僚から無視される
- 陰口を言われる
- 人格を否定するようなことを言われる
- 仕事を押し付けられる
- 仕事から外される
仕事を断っただけで、こういった状況になるような職場はかなり危険です。
まともな会社であれば、このような状況になることも、それを放置することもありません。
もし、人事担当や相談窓口などに報告しても改善されないようなら、転職も考えたほうがいいでしょう。
仕事を断ったことで嫌がらせやパワハラを受けている人は、心身を病んでしまう前に、逃げることを考えてみてください!
やりたくない仕事から完全に逃げ切るための4つの方法
やりたくない仕事から完全に逃げ切るための4つの方法は、以下のとおりです。
- 人事や信頼できる上司に相談して異動希望を出す
- 体調が悪い場合は一旦休職制度を利用する
- 今の会社を辞めてフリーランスとして働く
- 転職先を見つけてすぐに今の会社を辞める
このように、異動や休職、転職などもやりたくない仕事から逃げる有効な手段です。
以下から、それぞれについて詳しくお伝えしていきます!
人事や信頼できる上司に相談して異動希望を出す
やりたくない仕事から完全に逃げ切るためには、人事や信頼できる上司に相談して異動希望を出すといいです。
なぜなら、部署が変わることで業務の内容や周りの人間関係も変わるため、やりたくない仕事から逃げられるから。
その際は、今自分が抱えているストレスを明確にして、どんな部署に異動したいかをハッキリさせておきましょう。
もし、漠然とした理由で異動希望を出すと、また同じような環境に陥って、やりたくない仕事をやる羽目になる可能性もあります。
たとえば、仕事の量が多くてイヤだと感じているなら、残業が少ない部署への異動を希望するといいでしょう。
やりたくない仕事から完全に逃げ切るためには、希望を明確にした上で、人事や信頼できる上司に異動の相談をしてみてください!
体調が悪い場合は一旦休職制度を利用する
体調が悪い場合は、一旦休職制度を利用して、やりたくない仕事から完全に逃げるのも方法です。
なぜなら、一旦仕事から完全に離れることで、心身の回復に集中できるから。
実際のところ、一度体調を崩してしまうと、仕事を続けながら心身のケアをするのはむずかしいです。
やりたくない仕事を続けること自体が大きなストレスになるため、体調がどんどん悪化していく可能性もあります。
しかし、一度完全に仕事から離れれば、体調が回復して、またやる気が出てくることもあるでしょう。
また、心の整理をする時間も作れるので、仕事を続けるか、辞めるかをじっくり検討もできます。
よって、体調が悪い場合は、一旦休職制度を利用して、やりたくない仕事から完全に逃げるのも方法です!
今の会社を辞めてフリーランスとして働く
やりたくない仕事から完全に逃げ切るためには、今の会社を辞めてフリーランスとして働くのも1つの手段です。
なぜなら、フリーランスになることで、自分の仕事を自由に選べるようになるから。
実際のところ、フリーランスには会社勤めのように、決まった仕事があるわけではありません。
自分の仕事は自ら探していくことになるので、上司からやりたくないことをお願いされることもなくなります。
ただし、フリーランスには自分で仕事を得るために、営業や交渉をする力が必要です。
また、税の申告や社会保険の手続きなど、会社員ならやらなくてよかった面倒な事務作業も増えます。
そのため、人によってはフリーランスになることで、やりたくないことが増えるケースもあるので、注意してください。
その点を踏まえた上で、やりたくない仕事から完全に逃げ切るには、会社を辞めてフリーランスになるのも方法です!
転職先を見つけてすぐに今の会社を辞める
やりたくない仕事から完全に逃げ切るためには、転職先を見つけて、すぐに今の会社を辞めるのも方法です。
なぜなら、転職することで、自分のやりたいことに集中できる職場に出会える可能性が高いから。
たとえば、自分の興味関心の高い分野や、強みを活かせる職場に転職することで、より前向きな気持ちで仕事ができます。
また、自分に合った職場であれば、成果も上がりやすいため、収入やキャリアのアップに繋がるでしょう。
ただし、転職する際には、自己分析をしっかり行って、また同じような職場に就職しないように注意してください。
それから、転職先を探すなら転職エージェントを利用すると早いです。
転職エージェントでは、自分に合った転職先の紹介や、就職試験の対策などもしてもらえるので、転職を成功させやすくなります。
やりたくない仕事から完全に逃げ切るためには、今の会社を辞めて、転職することも考えてみてください!
まとめ
今回は『やりたくない仕事への対応』について詳しくお伝えしました。
まず、以下のようなパターンでは、やりたくない仕事を断ったほうがいいです。
- 長時間の残業や休日出勤を強いられる仕事
- 誰も助けてくれない仕事・やり方を教えてくれない仕事
- 失敗すると自分や会社にトラブルや損害が被る仕事
- 考えるとストレスで体調不良や涙が出る仕事
- 請け負うと他の仕事に支障をきたす仕事
- ノルマや課題が無理難題すぎる仕事
これらの仕事は心身への負荷がとても大きいので、無理をせずに逃げたほうがいいです。
それに対して、以下のようなパターンでは、やりたくない仕事でも頑張ったほうがいいでしょう。
- 自分のスキルアップや成長に繋がる仕事
- 昇給や昇格などの評価に繋がる仕事
- 会社やクライアントへの貢献度が高く頑張りがいのある仕事
- 周りからサポートを受けながら進められる仕事
- 失敗しても自分の糧になりそうな仕事
これらの仕事は自分の成長やスキルアップ、周りからの評価につながるので、多少イヤでも頑張って乗り切ったほうがいいです。
また、やりたくない仕事を無理なく断るときには、以下の5つの方法を試してみてください。
- 現状手一杯である等できない理由を「簡潔に」添える
- クッション言葉を入れながらやわらかい言葉で断る
- 一部だけ請け負うなど折衷案を提案する
- 他の仕事なら手伝える等の代替案を提案する
- 適任だと思う人の名前を挙げる
これらの方法を使うことで、波風を立てずにやりたくない仕事を断れます。
もし、やりたくない仕事から完全に逃げ切りたいときには、異動願いを出したり、休職や転職をしたりするのも1つの手段です。
やりたくない仕事には、負担の大きさやサポートの有無、やりがいなどをよく考えた上で対応していきましょう!